不妊手術をすると肥満になりやすい説は本当か

 

愛猫が大人の成猫になるのは人間の数倍の早さ。生後1年で大人の成猫に成長しますが、オス猫メス猫ともに生後約6ヶ月頃に発情期を迎えます。妊娠や出産を望んでいないのなら、その前に適切な処置が必要です。手術をした場合、肥満になりやすいと言われていますが、それは本当なのでしょうか。

 

去勢・避妊とはなにか

 

手術した猫

 

猫は発情期を迎えると交尾をし、子供を育みます。これは子孫を残す本能であり、当然の行いです。ですが、子猫をきちんと育てることができず子猫を捨てる人が増え、野良猫問題が多発しています。このようなことがないよう、愛猫の妊娠出産を望まない場合は、妊娠しないよう、そしてさせないように不妊手術を施す飼い主さんが増えています。

 

それは愛猫のことを思っての愛情でもあります。妊娠しないようにすることを不妊手術と言いますが、オス猫とメス猫でその言い方が違います。

 

  • 去勢手術・・・オス猫の精子を作る精巣を手術で摘出する
  • 避妊手術・・・メス猫の卵子を作る卵巣子宮を手術で摘出する

 

これらの手術によって、生殖機能があるために起こすさまざまな病気にかかるのを防ぐことができるというメリットもあります。手術費用は病院によってさまざまですが、20000円〜30000円程度かかることが多いようです。開腹手術をするため、数日間の入院、そしてその後しばらく通院が必要になることがほとんどです。

 

去勢・避妊手術をした猫は肥満になりやすいって本当?

 

去勢・避妊手術をした猫は肥満になりやすいという話がありますが、それは本当でしょうか。答えはイエス。去勢・避妊手術をした猫は体重が増えやすいというのは本当のようです。すべての猫に当てはまるわけはありませんが、肥満の危険性が数倍になるとのこと。これらの手術の後に体重が増えてしまうのは、このような理由が挙げられます。

 

必要な摂取カロリーが減少

去勢・避妊手術後は、健康維持のために摂取すべきカロリーが減少します。手術前と比べると、約3割ほど減少すると言われています。手術前と同じように食事を与えていると、カロリー消費しきれずに肥満傾向になります。

 

ホルモンバランスの変化

去勢・避妊手術を行うと、ホルモンバランスが変化します。ホルモンバランスの変化によって、手術前よりも食欲が旺盛になります。一説によると、手術前に比べ、約2割も食べる量が増えたというデータもあります。

 

肥満にならないためにすべきこと

 

去勢・避妊手術後は、体質の変化によってどうしても肥満気味になりがち。一度増えてしまった体重を戻すことは容易ではありません。そのため、このような変化を理解し、肥満にならないように愛猫の管理をしてあげましょう。手術後に肥満にならないためには、このようなことに注意が必要です。

 

ねこじゃらし

  • おやつを与えすぎない
  • 一緒に遊んで運動量を増やす
  • 食事の量を数割減らす
  • 高タンパク・高繊維質の食事にする
  • 脂質の多い食事は避ける
  • 去勢・避妊手術後専用キャットフードに変える

 

肥満意外に注意すべきことと変化とは

 

去勢・避妊手術後に体重の増加を注意しなければなりませんが、実は体重増加以外にも気を付けなければいけないことがあります。それは尿路結石です。去勢・避妊手術の後、尿路結石にかかる猫が多いと言われています。はっきりとした原因は分かりませんが、そのような症状が現れていないか気を付けて見守る必要があります。

 

また、手術後の変化として良く見られるのが性格の変化です。攻撃的な性格の猫も優しく、甘えん坊になりとても飼いやすくなると言われています。

 

まとめ

 

去勢・避妊手術は愛猫の将来を考え、行っているという飼い主さんがとても多いようです。手術の後はホルモンバランスの変化によって肥満になりやすいと言われています。基礎代謝量の変化食欲の変化が原因のひとつ。肥満にならないように、食事の内容をきちんと管理してあげましょう。