大人の成猫に必要な食事とは

 

子猫期が終わり約1歳から約6歳までの期間を成猫期と呼んでいます。この時期は体力的にも成熟した、また充実した時期ですが、年齢によってもさまざまな違いがあり、健康状態は微妙に変化しています。変化を見逃さず、その時に一番ベストだと言えるキャットフードを選んであげましょう。

 

母猫と子猫

 

成猫期とは

 

成猫期は子猫期が終わった約1歳から6歳までの間を言います。立派な大人の猫として成長し、この時期からは体が大きくなることもほとんどありません。そのため、維持期とも呼ばれています。大人の猫として成長していますが、成猫期と言われている期間が約6年間、人間で言うと20歳くらいから約40歳までと長いため、年齢ごとにさまざまな特徴や注意すべきことが変わってきます。

 

2歳〜

生後6ヶ月頃から生え始めた歯も、この時期になると完全に生えそろっています。それに伴い、歯周病などのリスクが高くなってきます。歯垢や歯石が蓄積され細菌が繁殖、炎症を起こした口内は、歯肉炎歯槽膿漏などを発症します。これらの症状を放っておくと、他の重篤な病気まで併発させてしまう恐れもあるため、十分な注意が必要です。

 

3歳〜

主にオス猫がかかりやすい病気が泌尿器系の病気です。尿路結石などはオス猫が特にかかりやすい病気のひとつになっています。

 

6歳〜

この年齢になると、もう少しでシニア猫に差し掛かってくる時です。そのため、若い時に比べると運動量も減少してきます。食事に気を付けてあげないと、肥満気味になってしまい病気にもかかりやすくなってくるので注意する必要があります。

 

成猫期に必要な栄養素とは

 

成猫期は妊娠や出産などさまざまな事柄もあり、しっかりと栄養素摂取しておく必要があります。タンパク質が多い、猫の体に負担のかけない食事が特に重要となってきます。また、6年間という長い成猫期において、年齢によって愛猫の状況にも変化が訪れますので、その時の状況に合わせて必要な栄養素を的確に与えることで、愛猫の健康を維持することができます。

 

タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルの猫に必要な四大栄養素をしっかりと摂取したうえで、忘れずに摂取する必要がある栄養素といえば、これらの成分になります。

  • 抗酸化作用の高いオメガ3脂肪酸であるDHAやEPA
  • 眼病予防のためのルティンタウリン
  • 皮膚や毛の健康を守るビオチン
  • 毛玉抑制のための食物繊維
  • 腸内環境整備のための乳酸菌
  • 泌尿器系の病気予防のためのナトリウムカリウム

 

成猫期にはどんなキャットフードを選べばいいの?

 

子猫期を経て成長した成猫ですが、この成猫期は約6年間あります。私たち人間にとっては6年ですが、この6年を猫に置き換えてみると約20年。20歳年をとるということは、愛猫の体にとても大きな変化をもたらします。それらのことを踏まえて、どのようなキャットフードを選べばいいのかを考えなければいけません。

 

猫の体に合わせた栄養配分

猫は私たち人間とは必要な栄養素が違います。もともと肉食動物である猫は、多くのタンパク質が必要です。キャットフードには肉や魚などのを使用したタンパク質が多いものを選ぶ必要があります。タンパク質は7〜8割が理想です。

 

カロリー過多にならないように

室内買いの猫や、去勢や避妊手術をした猫は肥満になりがちだと言われています。カロリーの多い食事を与えていると肥満になり、さまざまな病気にかかりやすくなってしまいます。低カロリーなキャットフードを選んであげましょう。

 

マグネシムが多すぎないように

マグネシム摂取過多になると、泌尿器系の病気になりやすくなってしまいます。キャットフードを選ぶ際はパッケージをきちんと確認し、マグネシウムの量をチェックしてあげてください。

 

ウェットフードを与えすぎない

猫は水分摂取がとても下手な動物です。そのため、水分量の多いウェットフードは水分補給に適したキャットフードです。ですが、毎日ウェットフードだと歯石や歯垢が付きやすく歯周病になりやすくなってしまいます。普段はドライフードのキャットフードにし、特別な時だけウェットフードにするという方法をおすすめします。

 

まとめ

 

成猫期は6年間ととても長く、その間に猫はさまざまな変化を迎えます。その変化をしっかりと見極め、最適なキャットフードを選ばなくてはいけません。6年間の間同じキャットフードを与え続けると、猫にとってさまざまま負担を与えてしまうことになりかねないからです。年齢を重ねることで起こるリスクにきちんと対応できるキャットフードを選ぶことが大切です。